年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

……う、やっぱりノリがわからないかも……。

って、ダメだダメだ。

せっかくルリちゃんが私のために開いてくれたのに。

せめて今日は、笑顔でこの場を乗り切ろう。



「ていうか席替えしよ!」



男の人のセリフに、みんなグラスを持って立ち上がった。



「藍ちゃんこっち来てよ!」



手招きされて、どうしようかと悩む。



「あ……えっと……」



この一番ノリのいい人の隣は……ちょっと、遠慮したいなっ……。

そう思ったとき、颯くんがそっと私の手をつかんだ。

どうやら、助けてくれようとしてくれたみたい。



「藍ちゃん、行かなくてい――」

「颯くんはこっちね!」

「うわっ……!」