年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

説明しようとした私より先に、動いたのは理香ちゃんだった。

足を上げて、颯くんの脛を蹴りとばす。



「~っ……!」

「デリカシーのねぇ男だな!!」



い、今の、絶対に痛かったっ……!

蹴られた颯くんは、しゃがみ込んでその場所を押さえている。

プルプルと痛みを堪えるように震えている姿を、あわあわと動揺しながら見つめる。

蹴った当の本人は、腕を組んでふんっと鼻を鳴らした。

り、理香ちゃんなりに、気を使ってくれたんだよね、きっとっ……!

聞かれたら、私が嫌がると思ったんだろう。

でも、颯くんなら大丈夫。

相談に乗ってくれたこともあるし、別に話せないことでもないから……。



「へ、平気だよ、理香ちゃん! え、えっと……諦めることにしたの」