年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

「またまた~。エース様は謙虚だなぁ~」

「やめてよ、堀内」



エース……?

颯くんって、すごいポジションにいるのかな……?

尊敬の眼差しで颯くんを見つめていると、バチリと視線が合った。



「……藍ちゃん、何かあった?」

「え?」



颯くんのセリフに、どきりと心臓が跳ね上がる。



「浮かない顔っていうか……」



いつもと変わらないように装っているつもりだったのに、どうして気づかれたんだろうと驚く。

黙っている私を見て、颯くんは何やらハッとした表情をしたあと、私の耳元に口を寄せた。


「もしかして、この2人に何かされた……?」



ぼそりとそう言った颯くんの頭を理香ちゃんが勢いよく叩く。



「痛っ」

「おい、聞こえてんぞ!」