年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

それに、心配してくれる2人の気持ちを無下にするのも申し訳ない。



「決まりね!」



シャキッと背筋を伸ばし張り切っているルリちゃんに、微笑み返す。

とりあえず、気持ちだけでも前向きでいないと。



「おはよう、藍ちゃん。神崎と堀内も」



お昼の挨拶としては相応しくない言葉とともに、カバンを背負い教室に入ってきた颯くん。

あれ? 今日は颯くんおやすみだと思ってたけど……。



「おはよ。寝坊?」

「そんなわけないでしょ。もうお昼だよ。午前は公欠。試合だったんだ」



ルリちゃんの言葉に、返事をした颯くん。

あ……そうだったんだ、と納得した。



「お、バスケ部か? 負けた?」

「勝ったよ。先輩たちが強いからね」