宗ちゃんにも、やっぱりしつこいって思われてたかな？

仕方ないけど、そう思うと悲しいや……。



「宗ちゃんね、家に女の人泊めてたの。私には、帰れって言ってきたのに……」



あの女の人は宗ちゃんの電話に出たんだから、相当親しい関係なのは紛れもない事実。

もしかしたら、もう付き合ってるのかもしれない。



「きっと、この先どれだけ頑張っても……振り向いてもらえないってわかったの」



前から気づいてた気もするけど、諦められなかったし、諦めるつもりもなかった。

宗ちゃんに、恋愛関係の相手はいないと思っていたから。

でも……わかった以上、もうダメだよね。



「宗ちゃんにとっても、私って邪魔だと思う。だからね、私……そろそろ身を引こうかなって……」