「えへへ……すぐに治ると思うんだけど……」



2時間くらいはこの目のままかも……と、笑ってみせた。

心配かけたくないなんて、こんな顔をしている時点で無理な話だけど。



「おいおい……マジでどうしたんだよ」



心配そうに聞いてきた理香ちゃん。

私はできるだけ明るく振る舞おうと、笑顔を絶やさず口を開く。



「私、もう宗ちゃん好きなの、やめることにしたの」



2人にはたくさん相談に乗ってもらったから、言っておこう。



「「え?」」



声を合わせ、驚愕している2人。



「何かあったの?」



確かに、驚かせるのも無理はない。

あれだけ毎日、宗ちゃん宗ちゃんってしつこく言ってたから……。