年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

もう無理だと思った。

追いかけるだけの状態は……耐えられないと、初めて思ったんだ。

やめよう……もう、これ以上好きでい続けても、不毛だ。

何度も何度も伝えた。

私の精一杯で、宗ちゃんのことが……宗ちゃんだけが「好き」って気持ちを、一生懸命伝え続けた。

それでも、宗ちゃんが選んだのは私じゃない。

これだけ頑張っても振り向いてもらえなかったんだ。

きっと宗ちゃんは……どれだけ頑張ったって、私のことを好きにならない。

そう理解して、ようやく零れ落ちた涙。

一度流れ出したら止まらなくて、ボロボロと落ちるそれがベッドのシーツにシミを作る。