年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

もし、簡単に他の女の子を家に入れていると思われでもしたら……。



「女子高生と付き合うとかやるなぁ~」

「……違うって、ただの幼なじみだから」



からかうような言葉に、すぐにそう返す。

これ以上話を長引かせるのも嫌だったし、藍のことを聞かれたくなかったから。

この場を一刻も早く収めるのに必死で、俺は気づいていなかったんだ。

藍がこのとき、どれだけ傷ついていたか。

どれだけ――悲しそうな表情をしていたかに。



「幼なじみ!? こんな可愛い子と!! 羨まし~!!」



変に盛り上がっているゼミ仲間に、構っているのも疲れるので無視をする。



「藍、送っていくから帰るよ」



そう言って、藍の手をつかんだ。

また遅れて参加することになるけど、家を提供してるんだからそのくらいは許してくれ。