年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

ああクソ……こうなるから嫌なんだ。

大学生の男なんて、大半は女の子と遊ぶことしか考えてない。

だから、大学の人間に、藍を見せたくはなかった。



「え? 妹とか? やっば、お人形さんみたいなんだけど」



まじまじと藍を見つめて、ニヤついているゼミ仲間。

今すぐ、この場から藍を遠ざけたかった。



「宗壱くん、こんなに可愛い妹さんいたんだね~」

「い、妹じゃないですっ……!」



女の子の言葉に、藍が反論した。

すると、女の子の表情が一変する。



「え? ……じゃあもしかして、彼女?」



ていうか、藍を他のヤツに見られたくないということしか頭になくて、忘れてたけど……今の状況だと、藍に誤解されるかもしれない。

理由はともあれ、女の子を家に入れるんだから、藍だっていい気はしないだろう。