年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

あと2年なんて……待てそうになかった。



「おい椎名! 何ぼーっとしてんの?」



ゼミ仲間の声に、我に返る。



「ああ、悪い」

「ほんとだよ! お前『急用できた』って言って1週間前にドタキャンしたんだからな! 結局今日まで予定合わなかったし、提出日明日だぞ?」

「どこまで進んでる?」

「まったく。お前いないから全然進まなかったんだよ」



怒り気味なゼミ仲間たちの姿に、苦笑いする。



「ごめん、急に空けて悪かったよ。でも、俺頼りだとこれからついていけなくなると思うけど」



欲を言うなら、あのくらいの課題、俺なしで終わらせてもらいたかった。



「うわ~。さりげなく嫌味ぶっ込んできた、こいつ」

「お前が優秀すぎんだよ! 一緒にすんな!」



やんわり言ったつもりだったけど、どうやら神経を逆なでしてしまったらしい。