立ち直りが早いことが、私の取り柄だ。
「何笑ってるの?」
「宗ちゃん、寝グセついてるよ?」
「……いいんだよ。戻ってから直すから」
「ふふっ、そっか」
うん、もう大丈夫。
昨日こっそり泣いたから、もう悲しくない。
宗ちゃんの車で、学校まで送ってもらう。
「バイバイ。学校頑張って」
車を降りて、そう言ってくれる宗ちゃん。
「うんっ、送ってくれてありがとう! バイバイ宗ちゃん」
車が見えなくなるまで、手を振り続けた。
あ……次はいつ会えるか聞きそびれちゃった……。
でも、もう連絡断ちはやめたからいいよね。あとで連絡して聞こう。
「藍、今の親御さん?」
「わっ……!」
後ろから急に声をかけられ、驚いて振り返る。
「何笑ってるの?」
「宗ちゃん、寝グセついてるよ?」
「……いいんだよ。戻ってから直すから」
「ふふっ、そっか」
うん、もう大丈夫。
昨日こっそり泣いたから、もう悲しくない。
宗ちゃんの車で、学校まで送ってもらう。
「バイバイ。学校頑張って」
車を降りて、そう言ってくれる宗ちゃん。
「うんっ、送ってくれてありがとう! バイバイ宗ちゃん」
車が見えなくなるまで、手を振り続けた。
あ……次はいつ会えるか聞きそびれちゃった……。
でも、もう連絡断ちはやめたからいいよね。あとで連絡して聞こう。
「藍、今の親御さん?」
「わっ……!」
後ろから急に声をかけられ、驚いて振り返る。

