年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

宗ちゃんの目を見ると、その瞳に怒りが揺れているように見えた。



「……藍、無防備すぎ」



……え?



「む、ぼうび?」



意味がわからず、首を傾げる。

すると、宗ちゃんはなぜか難しい顔をして眉をひそめる。



「今日だって、あんな格好で玄関に出てくるし、こんなふうに簡単に男の部屋に泊まって……さっきだって学校の男に……」



そうまくし立てる宗ちゃんに、全然理解が追いつかない。

どうして怒られているのかも、どうして今、押し倒されているのかも……。



「自分がどんな目で見られてるか、全然わかってないでしょ?」



宗ちゃんはそう言って、悔しそうに下唇を噛みしめた。



「どんな目って……?」



わからないよ、宗ちゃん……。