年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

「ふふっ、うん! 頑張る」



私は私で、勝手に頑張るもん……!



「ふわぁ……」



横になっているからか、睡魔におそわれあくびが零れた。



「そろそろ寝たら?」

「宗ちゃんは……?」

「俺はあとで寝るよ。先に寝てていいから」



宗ちゃんの返事に、私は頑張って眠気を覚まそうと目をパチパチさせた。



「やだ……宗ちゃんと一緒に寝る。起きてるもん……」



せっかくのお泊まりなんだから、1人で寝るなんて寂しい……。



「……はいはい」



呆れたような声だったけど、優しい言い方に聞こえた。

宗ちゃんは立ち上がって、ベッドのほうに歩いてくる。

そして、私の隣に横になった。



「もういいの……?」

「うん。明日でもいいやつだから」