年上幼なじみの過保護な愛が止まらない。

私も、こんな女性になりたいなぁと憧れている。



「母さん、離して。ほら藍、先に部屋行ってて。飲み物を
持っていくから」



私の腕をつかんで、引き離した宗ちゃん。



「あ、そうだ! 藍ちゃん今日は泊まっていくでしょう?」

「え?」

「は?」



私と宗ちゃんの声が、同時にリビングに響く。



「1人なんて心細いでしょうし、宗くんの部屋で寝ていけばいいじゃない!」

「ちょ……何勝手に……」

「昔はよく一緒に寝てたでしょう?」

「いや、それは昔の話で……」



予想外の展開に、宗ちゃんをじっと見つめる。



「いいのっ……?」



宗ちゃんが、「うっ」と言葉を詰まらせた。

少しの沈黙のあと、宗ちゃんは「はぁ……」とため息を吐いて口を開いた。



「……いや、ダメでしょ。母さんも冗談はやめて」



ダメ……かぁ……。