ルームメイトの狼くん、ホントは溺愛症候群。

「や、やべー……なんか超キレてんじゃん……」


西原くんも何か返事をしていたけど、ひそひそ声すぎて聞こえなかった。

2人して、何を話してるんだろう……?

ひとまず、さっきの会話が中断になってよかった……。

2人で話し始めた西原くんと池田くんを見て、ほっと胸を撫で下ろす。

私の隣に座る悠人くんが、不思議そうに私と嶺くんのほうを見ていたのにも気づかずに。

学校も補習も終わり、その日はあっという間に時間がすぎた。


「ごちそうさま」


今日も和食メインでそろえた晩ごはんを、完食してくれた嶺くんに微笑み返す。


「俺、皿洗ったらちょっと出るから。危ないから外、出たりするなよ」


え……?

また、今日も出ていくの……?


「う、うん……わかった……」


寂しさを隠して、顔に笑顔を浮かべた。

今日はもう少し……2人で話したかったな……。

お皿をキッチンに運んで、お風呂をすませる。

服を着て、髪を乾かしているときだった。

――ゴロゴロゴロッ!


「きゃぁっ……!!」


雷の音が聞こえて、その場にしゃがみ込む。

う、うそっ……今の絶対近いっ……!