「嶺ちゃんから聞いたよっ……! 女の子が男子校なんて、怖いよね……お兄さんのためになんて、いい子っ……!」
感動した様子で、私の手を強く握ってくる保健室の先生。
その勢いに圧倒され、私は苦笑いを浮かべた。
「あ、あの……」
「学校にいる間、何かあったら保健室に来てね! 私でよければいつでも相談に乗るから」
すごく心配してくれているのが、伝わってくる眼差し。
嶺くんが信用して大丈夫って言ってたし、きっといい先生なんだろうな……。
「あ、ありがとうございます……!」
笑顔を浮かべて、頭を下げた。
「ま、とりあえず今日はもう行くわ。じゃーな」
「日奈子、行くぞ」と言って、保健室を出た嶺くん。
私も先生にもう一度お礼を言ってから、嶺くんについていった。
「勝手に話して悪かったな……」
教室に向かっている最中、嶺くんがそう言った。
「俺は男だし、同性で相談できる相手、いたほうがいいと思って」
申し訳なさそうに視線を下げながら、そう話す嶺くんに頰が緩む。
感動した様子で、私の手を強く握ってくる保健室の先生。
その勢いに圧倒され、私は苦笑いを浮かべた。
「あ、あの……」
「学校にいる間、何かあったら保健室に来てね! 私でよければいつでも相談に乗るから」
すごく心配してくれているのが、伝わってくる眼差し。
嶺くんが信用して大丈夫って言ってたし、きっといい先生なんだろうな……。
「あ、ありがとうございます……!」
笑顔を浮かべて、頭を下げた。
「ま、とりあえず今日はもう行くわ。じゃーな」
「日奈子、行くぞ」と言って、保健室を出た嶺くん。
私も先生にもう一度お礼を言ってから、嶺くんについていった。
「勝手に話して悪かったな……」
教室に向かっている最中、嶺くんがそう言った。
「俺は男だし、同性で相談できる相手、いたほうがいいと思って」
申し訳なさそうに視線を下げながら、そう話す嶺くんに頰が緩む。

