さっき池田くんに触られたときは、怖くて仕方なかったのに……。

嶺くんに頭を撫でられるのは、どうして嫌じゃないんだろう?

このときの私は、胸の高鳴りの理由も、嫌じゃない理由も、まだ何もわからないまま……嶺くんとの同室生活が幕を開けた――。