ルームメイトの狼くん、ホントは溺愛症候群。

それは、バレたらきっとすごく怒られることは、ちゃんとわかってる……。


「……全然わかってないって顔。はー……」


私のほうを見て、もう一度大きなため息を吐き出した瀬名さん。

頭の上には、はてなマークがいくつも並んだ。


「あ、あの……」


やっぱり、ダメかな……?

そう諦めかけて、肩を落とすと、3回目のため息が聞こえた。


「別に、すぐに帰れとか言わねーよ。ただし、追試終わったらちゃんと帰れよ?」


……え?

それは、つまり……。


「いいん、ですか?」

「俺がやめろって言う権利もねーだろ」


少し不満そうだけど、どうやら正直に話した私の選択は間違っていなかったらしい。

よ、よかった……!


「あ、ありがとうございます……!」


深く頭を下げて、お礼を言った。

どうなることかと思ったけど、まさか許してくれるなんて……。