ルームメイトの狼くん、ホントは溺愛症候群。

なんだか肩の力が抜けて、ソファにストンと座る。


「……遅かったな」

「……っ!?」


背後から声が聞こえて振り返ると、キッチンで飲み物を飲んでいる瀬名さんがいた。

い、いたっ……!!


「あ、あのっ……」

「……お前もなんか飲む?」

「え……?」


意を決して話そうと思ったとき、そんな質問が飛んできて拍子抜けする。

の、飲むって……?


「緑茶か水かコーラか紅茶か……あとコーヒーとメロンソーダ」


冷蔵庫を覗きながら、そう言った瀬名さん。


「え、えっと……お水で、お願いします……」


なんとなく断るのも申し訳ないと思い、そう答えた。


「ん」


短く返事をした瀬名さんが、グラスをとって水を注いでくれる。

私は落ち着かなくて、そわそわしながらその光景を見ていた。


「ほら」


私の前にグラスを置いて、瀬名さんは私の隣に座った。