今日は1人で寂しいなぁと思っていたから、こんな展開になるなんて……!
「ふふっ、やったぁ……」
緩む頰を抑えられなくて、きっと今、だらしない顔をしているに違いない。
京ちゃんと、ずっと一緒にいられる。
今日はいい日だっ……。
「あー……かわい……」
……え?
「京ちゃん? 何か言った?」
こっちを向いて、ぼそりと何か呟いた京ちゃん。
小さい声だったから聞き取れなくて、そう聞き返す。
「ん? なんでもないよ。それじゃあ着替えだけ持って、泊まりにおいで」
「うんっ!」
そのときの私は京ちゃんの家にお泊まりできるのが嬉しくて、はぐらかされたということに気づかなかった。
楽しみだなぁ……ふふっ。