ふふっ、楽しみ……!
お店に入ってから1時間くらいの滞在時間。
私はずーっと、幸せに浸っていた。
「こうくん、今日はありがとう……!」
帰り道。
猫カフェの余韻で、顔の緩みが収まらない。
きっとだらしない表情をしているであろう私を見て、こうくんは嬉しそうに笑った。
「どういたしまして」
ふわりと向けられた笑顔は優しくて、じわりと温かい感情が胸の中に広がる。
「すーっごく楽しかった……! 本当に本当にありがとう!」
たくさん、私のわがままに付き合ってくれて……。
「……俺のほうこそ。真由の嬉しそうな姿を見られて、楽しかった」
こうくんは、幸福に満ちた顔をして、私を見つめてくる。

