猫ちゃんをそっと抱きしめ、頰をすり寄せた。
嫌がらずに、ペロリと私の指を舐めてくれる。
その姿が可愛すぎて、胸がキュンと鳴った。
「なんで猫って、こんなに可愛いんだろう……っ」
もう、このまま持って帰りたい……!
そんなことを思っているとき、こうくんの視線に気がついた。
少し離れたところで、私をじーっと見つめている。
「こうくん? 私の顔に何かついてる?」
「いや」
「じゃあ、ど、どうしてじっと見てるの……? こうくんも猫と遊べばいいのに……」
せっかく猫カフェに来たのに、もったいないよ……!
「真由のことを見てるほうが楽しい。それに、猫なんかよりも真由のほうが……」
「?」
「……いや、なんでもない。ていうか、おやつをあげられるみたいだけど」
「えっ……! あげたい!」
「ん。もらってくるから待ってて」
こうくんはそう言って、おやつを取りに行ってくれた。

