待っている人がたくさんいたから、なんだか申し訳ない気持ちになりながらも、案内された席へと移動する。
「……っ!! わっ……!」
席につくなり、近くにいた猫が目に入る。
耳をピンと立てた、真っ白な猫。
「か、可愛いっ……! 見て、こうくん!」
あまりの可愛さに、こうくんの服をつかんだ。
「……そう?」
「うんっ……! さ、触っても、いいかな……?」
「いいに決まってるだろ」と、おかしそうに笑いながら言うこうくん。
そ、そっか……そういうお店だもんね……。
恐る恐る近づいて、おびえさせないようにそっと手を伸ばした。
……わっ……。
「ふわふわっ……こうくん、すごいっ……!」
あまりの気持ちよさに、ひたすら撫で撫でする。

