キミが可愛くてたまらない。


こうくんがどんなことも手を抜かずに頑張ってるってこと……私、知ってるもん。

いつもクールだから、こうくんが大喜びしてるところなんて見たことないけど……ほんと、すごいなぁ……。

改めて、おめでとうという言葉を伝えようと思ってこうくんを見ると、なぜかこうくんは私をじっと見つめて何かを噛みしめるような表情をしていた。



「うん。そうやっていつも、真由は俺以上に俺のこと、喜んでくれる」



……え?

独り言のようにそう呟いたこうくんに、首を傾げる。



「ほんと、そういうところも……」



こうくんは、何かを言いかけたけど、すぐに言葉を呑み込むように口を固く閉ざした。

……こうくん?

どうしたの……?

私がそう聞くよりも先に、こうくんは再び口を開く。



「なぁ」

「はあい?」

「今日、あの男になんて言われたの?」

「え?」

「朝、呼び出されてただろ? なんの話……した?」