「あっ、煌貴見っけー!」
机にうつぶせていると、聞き覚えのある甲高い声が聞こえた。
……最悪。
「もう! こんなところでサボりなんて! あたしも呼んでよ~!」
今会いたくないヤツの中の1人。
ていうか、もうお前とは関わりたくない。
「……消えろよ」
「え?」
「お前邪魔。今1人になりたい気分だから、マジでどっか行け」
お前みたいな男好き、1番嫌いなんだよ。
バレてないと思っているのか知らないけど、面食いなのも、男の前だけ態度変えるような性格だってことも、なんとなくわかっている。
俺に寄ってくるのは、そんな女ばっかりだったから。
「……やだ」
「あ?」
突然駆け寄ってきたかと思うと、俺の背中に抱きついてきた。

