「あ、来た。」そう言うと、慣れた手付きでスマホを操作する三浦くん。
……あっ。
手が大きいのに細くてすらっとしてて、少しゴツゴツしてる。
(……女の子とは違う手だ。)
──ピコンっ、と、私のスマホが鳴る。
ビクッとしながらスマホを見ると。
えっ──?
「……み、三浦くん…?」
「うん。それ、俺の。」
私のスマホには一通のメールが届いていて、その中身は、三浦くんの電話番号とメールアドレスが載っていた。
「えっ……こ、これ…」
「俺のも登録しておいてほしいな」
「……いいんですか?」
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