ゆっくりと近づいてくる向葵くん。 私は、ドキドキを感じながら、自然と、ゆっくりと、目を閉じた。 その直後、唇が重なった。 そこから熱が伝わるように、ゆっくり、時間をかけて「好き」が流れ込んでくる。 ソッ…と離れたあと、耳元で呟いた言葉。 「──ひまわりのように一途に結衣ちゃんだけを想い続けるよ。」 降り続いていた雨は、いつのまにか止んで、あたり一面が夕陽のオレンジ色に染まっていた。 ー fin ー