「まあ、結衣にはまだ難しいかもしれないけど。確かにその変化が結衣にも訪れると思うよ」
「私にも…?」
「うん。それかもしくは、すでに変化してきてるとか」
えっ……
すでに変化してる…?
「結衣は自分でそういう予兆を感じたりしてない?」
「えー、予兆って言われても……」
何それ、って感じだもん。
頭を抱えて「うーん……」と悩んでみるけど、全くこれといって思い浮かぶものはなく「ダメだーっ」と机に項垂れる私。
……奈央ちゃんが難しいことばかり言ってくるから頭パンクしそう。
「漫画読んでるわりには自分の恋には疎いって、おかしな話だけどね」
そう言うと、苦笑いをする奈央ちゃんと目が合った。



