課長の部屋は20階の角部屋の3LDKだった。

この辺は、あまり高いビルが多くないので窓からの夜景もキレイに
見えていた。

部屋は独身の割りに綺麗にしていて、リビングも広い。

「俺はグラスを用意するから、綾瀬はつまみを出せ。」

「は~い。」

言われるままにテーブルにつまみを広げ、三人掛けのソファーに
腰かけ、課長を待っていると、グラスを持って課長が隣に座った。

お互い熱くなってきて、スーツの上着を脱ぎ

「「 乾杯!! 」」

さっきは白ワインだったので、今度は赤ワインで乾杯する。


こうしてプライベートでお酒を飲むのも初めてなのに、世代も
仕事も一緒なだけあって、話題に事欠かない。

課長の低音セクシーボイスは聞いてて心地いいし言う事なしだ。

そうこうしている内に、酔いも回ってきたのかフラッ体が傾い
たかと思うと、課長の胸にダイブしてしまったようだ。

「あ、すいません」

と、見上げた先に見下ろす課長の目が合った。

“あ・・これって・・・”

思うと同時に課長に抱きしめられキスをされていた。

キスは段々深くなり、お互いの舌が絡め合う。


“なんか、気持ちいいかも・・・”

そう思い始めた時、課長は私の手を掴み違う部屋へと連れていく

ドアが開くと、広いベット。

お互い無言のまま、ベットに雪崩込んだ。