【完】葉月くんの素顔は甘くてズルい♡



男子は葉月くんの存在などまるで無視。


大丈夫なのかな……?


心配無用……なんて言ってたけど、どういう意味なのかさっぱり理解出来ないよ……。



ヒヤヒヤしながらよそ見をしていると、馬面が集合の笛を吹いて合図するから、慌てて咲希ちゃんを追いかけてコートへと整列する。



「さぁ、お前ら!行ってこい!」



監督気取りの馬面の一声で、第一試合が開幕した。



……だがしかし。


肩から足が出ているんじゃないかと思う程の二の腕を振るって、隣のクラスの女子が強烈なスパイクを浴びせてくる。



「ぎゃあああああああーーー!!」



ドッジボールと勘違いなさってる?と、問いたくなるくらい逃げ回っているのは咲希ちゃんだった。



気持ちで勝つと言ったのどこの誰よ……。



「あの女子、絶対プロレスとかが趣味なのよ!出る試合間違えてるって!!」


「さ、咲希ちゃんっ!聞こえちゃうよ!」



結局、私達のグループは第一試合惨敗。


愚痴を零す咲希ちゃんと壁際で休憩することにした。



「今日もイケメンすぎだよね、飛鳥(あすか)くん。あ!今シュート決めた!」