その言葉が聞こえた瞬間、私はもう限界で。 「だ、ダメぇ……っ!」 叫んでしまったことに自分でもビックリした。 「え?羽澤さん!?なに!?」 それでも勢いよく立ち上がった私は、隣の席の葉月くんの手を掴んで……。 「ご、ごめんなさい!ダメです!」 何がダメなのかと聞かれたら上手く説明がつかないけれど……。 「は!?ちょっと、どこ行くの!?」 背中に咲希ちゃんの大きな声が追いかけてきたけど、私は振り返ることもなく、葉月くんを連れて教室から走り出した。