困惑していると、不良男子が目の前に来た。 「今日から詩多のお兄ちゃんになる榊野希京です」 満面の笑みでこっちを見てくる。 「詩多、昔からお兄ちゃん欲しいって言ってたでしょ! だからお母さんの働いてる施設の希京を連れてきたの」 いやいや、意味わかんない!! 昔は確かにお兄ちゃんが欲しいって言ってたけど、 今思えばお兄ちゃんのことをもの扱いしてたって後悔してたんだよ! なのに来ちゃったよ。