………はい? なんでそうなる?
「どういうこと?」
驚きともなんとも言えない感情で間抜けな声が出てしまった俺の返しに、藤沢さんはハッとしたように瞬く。
「あ、いえ。今のは気にしないでください。思い付きで言っただけなんで」
「そう……? とりあえずわかったろ?」
確認のために問うと、藤沢さんは大きく肯いた。
「とりあえずわかりました。コガサクくんがヤンキー辞める気ないのなら私も諦めません」
いや諦めろよ。全然わかってねえよ。
……なんだこの押し問答は。疲れてきた。
………。これ、一人で帰して大丈夫かな? なんかまたナンパされて喧嘩ふっかけそう……。
「藤沢さんの家、遠い?」
「徒歩圏内ですけど?」
よかった。電車使うとかだったらちょっと二の足踏んでいた。
「送ってく」
これ以上被害者を出してはいけない気がする。
危ないのは藤沢さんじゃなくて声かけた方だ。



