「おはよう沙羅ちゃん。久しぶり。
ほらみて、私たちからのメッセージ。」

机には、ブス、消えろ...、ゴミ、カス...、しね
暴言の数々。

「嬉しいでしょ。私たちが心を込めて書いてあげたんだよ。」

「駅で倒れてたんだってねー。
そのまま電車に轢かれて死ねば良かったのに。」

「やだーっ。でも、死んだら私たちのアイのこもったメッセージ書けなくなっちゃうジャン??」

「会えなくて寂しかったよー?今日も一緒に遊ぼうねー、沙羅ちゃん!」

みんな見て見ぬフリ。

いじめじゃありません、仲が良いだけなんです。

クラス揃ってみんなそう。

先生だって同じ。

多少強引でもクラスの平和のためなら仕方がない、
多少なら問題無い、
無理に処罰できない、
面倒なことに巻き込まれたくない、
私の知ったことではない、
そんな事実はない、
もしあったとしても、
そういう子は無視をすれば解決だろう、
お前にも問題がある、
お前の接し方が悪い、
その表情が悪い、
協調性がないから悪い、
1人だけいい子のフリをするから恨みを買うんだ、
妬みを買うのは仕方がない、
お前が接し方を学びなさい、
それが大人への第一歩なのだから。

信じてたのに…。