純白の華は闇色に染まる



しばらく遥の頭を撫でていると

「んっ。」

「遥?起きた?」

すると遥は安心したように笑い

抱きしめてくれた。

あったかい、心地よい。

こんなに安心する人が

そばにいてくれて幸せだ。

「ねぇ遥。明香は?」

「あぁ、捕まったよ」

「そっか。」