ぜんぜん足りない。




プリンを食べ終えて、こおり君のベッドでまた少し休ませてもらったら、だいぶ気分がよくなっていた。



夜の9時。

これ以上長居するのも迷惑だと思って、自分の部屋に戻ることにした。




──────その時、おかしいなって、少し思ったんだ。


廊下の電気も、それ以外の部屋の電気も付いていなかった。スマホの懐中電灯を使って玄関まで進んだ。



こおり君は『ぜんぶ一気に切れたんだよねー』って言ってたけど、冷静に考えて、そんなことってありえない。


自分の部屋に帰ってからも、頭から離れなくて。


漠然とした不安を消すように、眠る前に、メッセージを送った。



『こおり君、今日はありがとう(><)♡
おやすみなさい』



少しして、既読がついた。

既読はこおり君の『見たよ』の合図。


ホッと安心して目を閉じる寸前

ピコン、と音がした。