ぜんぜん足りない。



ありえないし……
そして、信じたくない!



だって。何年も律希に想いを募らせて、儚く散った初恋を、まあこれから、じっくり時間をかけてでも忘れられたらいいなって……長〜い目で見てたのに。



いきなりこんなことって、ある?


その時、自分の胸に手を当てたの。

そしたらおかしいくらい、ドッドッドッドッ……って激しく鳴ってた。



やばい、不整脈。
どうしようって焦ったんだよ。



でも、勘違いでも誤作動でもなかったんだ。