ぜんぜん足りない。




1限目、2時限目、3時限目は、座学でなんとか耐えることができた。



でも、4時間目の生物。

いつもはお腹がすでにペコペコになってる時間なのに、何も食べたいとは思えなくて。


移動教室だからって席を立ったら、くらっと目眩がして足元がフラついた。



「桃ちん、今よろけなかった?大丈夫?」

「アハハ、ちょっとバランス崩したかも」

「もう〜しっかりしてよねぇ。桃ちん見てるとハラハラするよ〜」



そう言って笑うミヤちゃんは、もう生理痛は治ってるみたいだった。


うーん、でもわたしは、そろそろ本格的にやばいかも。


授業が始まっても、先生の話は右から左に抜けていくし、シャープペンを握る手には力が入らなくてよれよれの字体になるし、黒板に描かれたグラフなんか、二重に見えてくる始末。