ぜんぜん足りない。



「違うけど! 律希が暴力するのありえないと思って納得できないんだってば」

「またその話かよ。信じねえなら俺のガッコに問い合わせてみればいーだろ。あとは父さんにも連絡いってっから、気になんなら電話掛けてみるか?」



うう……。
そこまで言われたら信じるしかないけど。



「やっぱり納得いかない‼」

「……」

「律希、さてはハメられたんじゃないの⁉」

「ちげーわ!」

「じゃあ、」

「るせぇ〜から黙ってろ」


低い声を出されたから、黙ることにする。



心配してるのに。律希のバカ。

ふてくされて台所に向かったら、炒めた野菜がお皿に盛ってあって、さらに解凍されたお肉が、あとは焼くだけの状態で置いてあった。