観た映画は、ロマンチックなアクション恋愛映画。

スパイとそれを知らずに恋に落ちた女の子のお話で、友佳里も恋人と観たと言っていたし、ハラハラキュンキュンしてオススメだよと教えてくれたのだ。

友佳里にはミナトの事も凛也さんの事も話していないからその時は「そうなんだ」と言ったけれど、密かにミナトと観たいと思っていたから大満足だ。



「映画楽しかった?」

「うん!ロマンチックで素敵だった!あの爆発のシーンもかっこよかったし」

「確かにあの爆発シーンはハラハラしたね」



恋愛要素も入っているからミナトも楽しめたかな?と不安だったけれど、表情を見るからに楽しんでくれた様で。



「続編の制作も決定してるみたいだから、その時はまた一緒に観に来ようね」

「うん、来よう」



わたしのそこ言葉に迷うことなく頷いてくれたミナトを見て、心の底から安心する自分がいた。