桜舞う季節

私、姫宮 恋子はピカピカの制服に腕を通す。

髪をツインテールにくくって、鏡の前に立つ。


恋「今日から高校生か……よし!頑張ろ!」

気合いを入れて家を出た。






外に出ると親友の 七瀬 陽葵。陽葵ちゃんが待っていた。

恋「おはよう!!!ご、ごめん待った?」

陽「あ、おはよー!全然待ってないから大丈夫
だよー。 それにしても恋子は可愛いねー♡」


また陽葵ちゃんの冗談だ!


恋「もう!陽葵ちゃん冗談はやめてよ!!!
絶対に私より陽葵ちゃんのほうが可愛いか
ら!!」


陽(あはは……冗談じゃないんだけどな……この
無自覚美少女!!!)


陽「もういいや!行こっ!!!」

恋「うん!」




学校に着き

恋「うわぁーいっぱい人がいる!!!
しかもみんな可愛い♡♡」

陽「( ´∀`)ハハハ
(いやいや 抜群に恋子の方が可愛いから
ね……)」


恋「てかみんな陽葵ちゃん見てない!?
やっぱり陽葵ちゃんはモテるとおもったん
だよね〜!!!」

陽「いや、私じゃなくて恋子の事みてるとおも
うよ!!!」


恋「え?違うよ〜!」


いやいや(笑)そんなことないから!!!
けどこの視線恥ずかしい……

そんなこと思っていると……





『きゃーーーーー!!!!!!!!』





え、何何??なんの騒ぎ?



恋「陽葵ちゃんど、どうしたの?何があった
の?」

陽「あ〜アイツね!」


アイツ?え?誰だろ?


恋「陽葵ちゃんアイツって誰?陽葵ちゃんの
知り合いなの?」

陽「知り合いじゃないんだけど……
この『光月学園』の2年生で
堂々 蓮先輩って言う人なんだけどね!
この先輩超カッコイイの!!!
そしてこの学園の王子様として有名
なのよ!!!!!!!!」

そ、そうなんだ……
けどなんでそんなに陽葵ちゃんはしってるんだろう?


恋「そうなんだ。なんで陽葵ちゃんはそんなに
知ってるの?」

陽葵「そりゃあ知ってるわよ!!だって私
イケメンが大好きだもん!!!
しかもこの学園に来るほとんどの人が
蓮様に会いたいからとかの理由なんだよ
ねー!!!」


そこまで!?どんな人なんだろう?1回でもいいから見てみたいな! てか『蓮様』って……(笑)



そう思ってチラッと蓮先輩が居る人だかりを見た。すると…… バチッと多分蓮様と呼ばれている人と目があった。


ヤバっ!!!そう思って直ぐに逸らした。

ビ、ビックリしたー!!!


陽「ねーねー!!!恋子!蓮様見に行こうよ!」

恋「え?大丈夫だよー!!!」

陽「はい!そんなこと言わないでさっさと出発」


そう言って私の手を引っ張っる陽葵ちゃん。
多分陽葵ちゃんが見てみたいだけだよね笑