そう自分の勝手な理論を掲げて早乙女さんがセーラー服を持って近付いて来る。その背後には女装した男子達が僕達を見つめている。

(周囲を囲む歪な集団も気持ち悪いが、目の前の恣意で笑う早乙女と早乙女に生えている角があの時の女の姿を重なり、冷や汗が止まらない。)

 息が荒くなり、もう駄目だと僕は強く目を閉じた。
 すると──

 ***

「おい、田中。設定と小説を途中まで読んだが、お前漢字間違えているぞ」
「え?先輩、どこがですか?」