「おい。大丈夫か百瀬」
「うっ、僕、女装も無理みたい…」

 口元を手で押さえて吐き気に堪えていると、三好君が背中をさすってくれた。そんな僕達に甘えた声が飛んでくる。

「百瀬く〜ん♡あと、三好。二人だけだよ、セーラー服着てないの。だから早くセーラー服を着て♡」
「悪いけど、俺らは着ねぇよ。百瀬もだいぶ具合悪そうだし…」
「えー!百瀬くん、大丈夫?でも、この気持ち悪さを乗り切れば女性恐怖症を克服出来るかもしれないよ?百瀬くんも女装をすれば少しは嫌悪感を和らげることも出来るかも!」