「あら。男女のシンヤちゃん、おはよう。私と百瀬くんの邪魔をしないでくれる?」

 ハッと小馬鹿にしたように早乙女さんはシンヤを睨む。

「へー、将は女性恐怖症だから過度な接触はやめるよう注意していたけど、あなたの空っぽな頭には残っていないようね」
「女がダメならと男の格好をして百瀬くんに擦り寄る女よりマシだけど?」
「擦り寄ってない、私は将と友達だ。馬鹿の一つ覚えみたいに甘えた声で将に近くのはやめて。トラウマを抉るつもり?」
「ショック療法を知らないの?うわ、遅れてるー。駄目なら慣れるようにしてるだけよ?」