笑って応える僕にシンヤも嬉しそうに微笑んだ。
 だからシンヤは今でも男子生徒の制服を着て、スポーツキャップをしっかりと被って髪を隠している。

(帽子を被ると角は膨らみで存在を主張するものの、隠れている為か嫌悪感はあまりない。)

「ほら、僕がもういいって言ってるんだから気にしないで」
「でも……」
「僕達、友達だろ。僕の言葉を信じてないの?」
「う、ううん。そんなことはないよ!」
「じゃあ、この件はこれでおしまい。ほら、そろそろ学校へ行かないと遅刻するぞ」
「ほ、本当だ!急ごう、将」