僕の言葉に気を取られていたシンヤは石につまづいてよろめいた。

「危ない‼︎」

 僕が手を伸ばしてシンヤの腕を掴むと、なんとか踏みとどまりシンヤは転ばずに済んだ。しかし、シンヤは掴まれた腕を見ると赤かった顔をだんだんと青ざめていき、振り解く勢いで手を離すとその勢いのまま僕に頭を下げた。

「ごめん、将!私の不注意でこんな事をさせてしまって‼︎」
「へ、平気だよシンヤ。ほら、顔を上げて」
「本当にごめん‼︎」