ひとり取り残されたわたしは、何が入っているのか分からない袋に目を落とす。
恐怖しながら中身を取り出した。
「まじか」と零す。
これを岡野が用意したと言うのも奇妙な話だ。
岡野はそういう趣味なのだろうか。
素直に松菱くんにも気の合う友達が出来たんだね、と喜びたいところだが、それはまた後にする。
───結論から言うと、袋の中は、うさぎの着ぐるみだった。
とりあえず、言われた通り着替えてみた。
前にチャックがついていて、それを首の辺りまで上げる。そしてうさぎの耳がついたフードを被った。
まあ、露出はさっきのメイド服よりも、いや、もっと言うと普段着よりも無かったのだけれど、「なんだかなあ」と思った。
更衣室から出ると、松菱くんはいた。
「着替えたけど、これ逆に恥ずかしいよ」
俯くわたしをよそに松菱くんは生き生きしていた。
「やべえわ、可愛すぎる」
興味津々にフードの耳を触り、おしりに付いている丸い尻尾をにぎにぎする。
恐怖しながら中身を取り出した。
「まじか」と零す。
これを岡野が用意したと言うのも奇妙な話だ。
岡野はそういう趣味なのだろうか。
素直に松菱くんにも気の合う友達が出来たんだね、と喜びたいところだが、それはまた後にする。
───結論から言うと、袋の中は、うさぎの着ぐるみだった。
とりあえず、言われた通り着替えてみた。
前にチャックがついていて、それを首の辺りまで上げる。そしてうさぎの耳がついたフードを被った。
まあ、露出はさっきのメイド服よりも、いや、もっと言うと普段着よりも無かったのだけれど、「なんだかなあ」と思った。
更衣室から出ると、松菱くんはいた。
「着替えたけど、これ逆に恥ずかしいよ」
俯くわたしをよそに松菱くんは生き生きしていた。
「やべえわ、可愛すぎる」
興味津々にフードの耳を触り、おしりに付いている丸い尻尾をにぎにぎする。



