「好きだ、みかさ」
優しく微笑んだかと思えば、どういうわけか拗ねたように言う。
「俺は忠告したからな、知らねえぞ。
後になってこんな重い男は嫌だって嘆いても離してやんないからな。
せいぜい、ゆっくり時間をかけて後悔してろ」
「絶対に後悔してやんない」とわたしもムキになった。
「だって、わたしも松菱くんのこと好きだから」
面食らった松菱くんが顔を手で覆ってズルズルとしゃがみ込んだ。
「そ、そういうとこだって。不意打ちは狡だ」
「ええっ、どういう事よ?」
わたしが聞くと、じろりとわたしを見上げる。
あ、松菱くん耳が赤い。
「……その、えっろい鎖骨を触っていいかってこと」
「いやいや、そっちの方が不意打ちだわ」
ダメに決まってるでしょ、と言うと
「彼氏なのに?」
と早速、管理者権限とでも言うように
「おかしいな、彼氏なのにな」と呟いた。
優しく微笑んだかと思えば、どういうわけか拗ねたように言う。
「俺は忠告したからな、知らねえぞ。
後になってこんな重い男は嫌だって嘆いても離してやんないからな。
せいぜい、ゆっくり時間をかけて後悔してろ」
「絶対に後悔してやんない」とわたしもムキになった。
「だって、わたしも松菱くんのこと好きだから」
面食らった松菱くんが顔を手で覆ってズルズルとしゃがみ込んだ。
「そ、そういうとこだって。不意打ちは狡だ」
「ええっ、どういう事よ?」
わたしが聞くと、じろりとわたしを見上げる。
あ、松菱くん耳が赤い。
「……その、えっろい鎖骨を触っていいかってこと」
「いやいや、そっちの方が不意打ちだわ」
ダメに決まってるでしょ、と言うと
「彼氏なのに?」
と早速、管理者権限とでも言うように
「おかしいな、彼氏なのにな」と呟いた。



