松菱くんのご執心





 その翌日の授業中。



………わたしのスマホが十分置きに震える。




 送り手は────松菱くん。



 内容はと言うと。


「暇でたまらない」


「今日、家に来てくれる?」


「みかさ、大好き」


「肋骨が痛い」などのバリエーションだ。




 昨日の夜、三木さんはわたし達を送り届けたあと、松菱くんを連れて病院へ行った。


もちろん、折れてるであろう肋骨の処置をしてもらう為にだ。