如月くんは私をひとりじめしたい

「私は如月くんしか見てないよ？」

「……っ、そういう可愛いこと言えば許されると思ってるんでしょ？いや、可愛いけど」



そんな可愛い可愛い連呼されると照れちゃうな…。

1人で照れていると、如月くんが抱きしめてきた。



「やっぱり2人でいたい。僕は小春ちゃんさえいればいいから」

「えーと…」

「だめ？」

「ダメだよ！私と2人だけってことは如月くんのご家族とか友達もいなくなるってことなんだよ？家族とか友達は大切にしよ？」

「…家族なんていらない。僕には小春ちゃんさえいればいいんだ」